神奈川県産業資源循環協会 横浜地区委員会施設見学会 | 協同ニュース

神奈川県産業資源循環協会 横浜地区委員会施設見学会

タイトル:神奈川県産業資源循環協会 横浜地区委員会施設見学会

日時:平成30年2月23日(金)

場所:JFE環境㈱千葉事業本部(旧ジャパンリサイクル株式会社)

 

当社の所属する神奈川県産業資源循環協会横浜地区委員会にて、JFE環境㈱千葉事業本部の見学会を実施致しました。

 

JFE環境㈱千葉事業本部は、JFE環境㈱のグループ会社だったジャパンリサイクル株式会社を平成29年10月に統合して新たに発足した会社で、千葉事業本部は、サーモセレクト方式ガス化溶融炉による廃棄物の溶融処理とビガダン方式バイオガスの回収を行い、完全リサイクル社会を目指した事業を展開されています。

見学センターにて概要説明を受けた後、バスで移動しサーモセレクト方式のガス化溶融施設を見学しました。

溶融の仕組みは、はじめに熱効率を上げるために、廃棄物を圧縮して乾燥させ、

その後にガス化工程を経て、酸素吹込みにより一気に2,000℃まで昇温して溶融します。

この処理工程で発生するスラグ、メタルはリサイクルされ、また発生ガスは改質・精製工程を経て燃料ガスとして製鉄所内で発生する他のガスと併せて発電に利用されています。

(売電は行っていません)

 

 

溶融施設見学後、バイオガスセンターへバスで移動しました。

 

ビガダン方式バイオガスシステム処理方式は、はじめに受入れた動植物性廃棄物をピットから取り出した後に破砕・粉砕、分別の工程を経て、70℃まで加温して雑菌等の不活化処理(1時間)を行う。除菌工程の後に、硝化槽(メタン発酵槽)に送られて37℃で約20日間滞留させます。硝化槽で発生するガスは、脱硫後にガスホルダーに貯留されて製鉄所内で発生する脱離液は、製鉄所内の廃水処理施設で処理され、硝化汚泥は脱水後に溶融施設で処理されます。

 

見学会全体を通し、リサイクルを含めたエコへの意識を高めるとともに、当社の活動としてもエコへの取り組みも強化していきます。